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VOLCOM JAPAN SURF TEAM UPDATE 加藤嵐インタビュー「嵐を呼ぶ男」

2009年5月、カリフォルニアのニューポートで開催されたVQS championships。このコンテストで世界トップレベルの同世代サーファーたちを相手に戦い、あと一歩のところでファイナル進出を逃した悔しさが起爆剤となったのか、9月末に嵐のホームブレイクである志田下で開催されたWQS4starイベント「Billabong Tsurigasaki Pro」において見事プロ資格を獲得。その次の週末、会場を変えずに開催されたJPSA最終戦においては、プロになって1発目のプロ戦だったにも関わらず、セミファイナルまで駒を進めるなどノリにノリまくった状態で2009シーズンを終えた。

そんな彼の近況を探るべく、VOLCOM的STONEY突撃インタビューを試みた!!!

--プロになった感想は?
加藤嵐(以下A):あまり何も変わらないというか、まだ実感が沸かないです。ただ11月にあった千葉県知事杯がアマチュア最後のコンテストだったので、いままで一緒に大会回ってきたヤツらともこれが最後かと思うと少し寂しかったけど、でも志田下に行けばまたいつでも会えるし、やっぱり感覚的にはあまり変わらないです。

--近々の予定は?
A:12月はハワイで過ごして、2010シーズンの1月にオーストラリアのシドニーで世界戦が開催されるんですけど、それが終わったらNSAの方の世界選手権にも選ばれているので、会場のニュージーランドまで直行します。
 
--かなりハードスケジュールだね。で、そのあと日本に帰国するの?
A:いいえ。ニュージーランドが終わったらそのままオーストラリアのゴールドコーストに行って、今度は向こうに住んでいる同世代サーファーの家にホームステイしながら、プロジュニアに出る予定になっています。ステイ先の同世代サーファーは、向こうのプロジュニアランキング10番くらいにいるトップサーファーな
ので、自分のレベルを上げるチャンスだと思ってます。2月、3月と2ヶ月間ステイする予定で、ここでは英語を勉強することも目的のひとつです。

--英語は話せる方なの?
A:完璧ではないですが一応少しだけは話せます。ハワイに行くといつもリアムさん(リアム・マクナマラ)の家にステイさせてもらうのですが、そこでリアムさんの子供のマカイと毎日のように話していたので少しだけ英語を身につけることができました。まだまだ勉強中ですが、いずれしっかりと話せるようになりたいと思っています。


Epic Ripping Kato Arashi with Beautiful Town&Mountain

--2009シーズンは嵐にとって急成長を遂げた年と言っても過言ではないよね。現場でサーフィンを見ていても本当にキレとスピードが増したと思うし、トリッキーになったと思う。自分の中で何かその辺に影響するような変化があったの?
A:う〜ん。やっぱり、カリフォルニアでのVQS championshipsですかね。自分自身がVOLCOMライダーっていうこともあるし、やっぱりVOLCOMっていうとトリッキーなイメージがあるじゃないですか。何か「エアもできねぇのかよ」みたいなパンクっぽいノリというか、実際に本場でそれを感じてみたら自分でも「それぐらいできないとダサイな」と思ったことが大きかったというか。それまでは飛ぶことより当てる数を増やしたりといったところを考えていたのを、少しだけ考えを変えてみたことがサーフィン自体に大きく影響したんですかね、きっと。トリックはいままでやらなかっただけで、やってみたら意外とできるな、と自分でも驚いています。でも、自分の中ではまだまだなので、この先もどんどん練習を重ねて行ってもっとメイク率を上げられるように頑張りたいです。
 
--WQS4starを振り返ってみてどう?
A:負けたヒートは自分にとって初のマンオンマンだったんです。それまでのヒートは4メンヒートだったうえ、ラウンドオブ48から3人が外人でオレ1人が日本人だったので、自然と何も考えず思い切りサーフィンができたんだと思います。でも、マンオンマンでは相手のことを気にし過ぎちゃったというか、良い波に乗っ
てハイスコアを決めてやる、っていうことに固執し過ぎちゃって、その結果波を待ち過ぎてしまったことが原因だと自分では感じています。実際にマンオンマンならではのプライオリティーも初めてだったので、このときの敗北は自分のなかでも大き収穫があった一戦だったと思ってます。

--そのすぐあとに同会場で開催されたJPSA最終戦で快進撃だったのは前の試合での反省点が活かされての結果かな。
A:それは自分ではわかりませんが、とにかくこの試合が僕にとっての初のJPSAだったこともあって、自分の中で「負けても良いから思い切りやろう」っていう考えがあったんですよ。それがその結果として良かったんだと思います。いままではアマチュアだったので、自分の中で他の選手には絶対に負けられない、っていう強い思いがありました。なので、どこか見えない部分で思いっきりサーフィンができていなかった、というか、もし思い切りやって負けたらどうしよう、みたいなものがあったからだと思うんですけど、でも、プロになったらそういうものが全部消えたというか。とにかく、2010シーズンからウエットスーツの新しいスポンサーとしてBe wetがサポートしてくれることも決まったし、思い切りやるしかない、ってことです。2010シーズンも全力で頑張ります!


F/S Slash in Home Break Shida shita

12月28日までハワイにステイする予定の嵐。その後、一度帰国するが、数日後にはオーストラリアに渡り、ニュージーランド、再びオーストラリアとおよそ4ヶ月間、海外でサーフィン修行生活を送ることになっている。この修行が、嵐をもうひと回りもふた回りも大きくしてくれることに期待したい。

Interview by yoge
Photo by Sadahiko Yamamoto/yoge

 
 
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