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2011年2月5日(土)、未来のスノーボードシーンを活性化させるための雪上におけるVolcom Stoneの科学実験ともいえるこのコンテストイベントに、日本全国からジブの猛者が湯沢高原スキー場布場ゲレンデにあるFaninari Parkに集うこととなった。 彼らを待ち受けるのはVolcomサイエンスが注ぎ込まれているジブパーク。 質といいグラフィックといい、そのエッセンスが十分に表現されたアイテムとなった、中央に配置されたStone型ボックス。 VolcomクルーとFaninariクルーとの間で入念な打ち合わせを繰り返し、宇宙遊泳できるアイテムとしてチョイスされたのであった。 設置する角度によっては様々なトリックの引き出しを可能にするユーティリティーにあふれたアイテムである。 今回は横向きにフラットに置いて、サイドインからの斜面スライドとトップの鉄コーピングにピンポイントで乗り切るという3ウェイを実現した。 そして、右にはもはや”当たり前”アイテムとなったダブルダウンのキンクレール。左にはダウンボックスが並ぶ。 すべてのセクションで持ち技を見せ付ける、というミッションが参加者には与えられることとなった。
野崎麗太のこのスタイル!! 年々進化するスキルには驚かされる。
ディフェンディングチャンピオンらしく落ち着いた11歳のスタイル。末恐ろしい…
UNDER 15クラスには、2010年湯沢高原大会のディフェンディングチャンピオンである飛田流輝と岩手高原大会を制した大友寛介がエントリーした他、昨年より若干エントリー数が増え、さらにレベルが一層高くなっていた。 もはや、子供らしいかわいさというより、下手すれば大人以上にメイク率が高く、生意気なくらいのスタイルをマスターしている小学生達!! そして身体は大人になっている15歳ギリギリの中学生は「小学生と一緒か!!」と負けられない状況に追い込まれていた。 結果は、上位4名のうち3名が小学生。3位に入った唯一の中学生、戸田真人は洗練されたスタイルを持っていたものの、ジャッジがうなる「一発」がほしかったところ。 予選でズバ抜けて乗れていた大友寛介はファイナルで本調子に乗りきれず2位、手でスタイルを出すという本当に「分かってる」動きを見せ、キンクレールまでしっかり抜き切った飛田流輝が2連覇を成し遂げた。 このクラスは本当にレベルが高い。ドライブやタップなども自然にこなしている。 大人でもけっこう大きなアイテムに、子供の身長で考えたら…それは大人が巨大アイテムに突っ込む勢いだ。 近い将来が楽しみであると同時に、さらに下の世代からもどんどん出てきてほしい。 お父さんお母さん、キッズサポートよろしくお願いします!!
乗せ換えも余裕すら感じる鬼塚雅。本調子だったら何を見せてくれたのか!?
GIRLSクラスには、2010年USチャンピオンシップス4位の奈須沙織と2位の鬼塚雅が名を連ね、Electricからの刺客としてPBRJ上位常連の佐藤めぐみと浜崎あゆみが送り込まれた。 シングルパイプのキンクレールを果敢に攻め、ひどく喰らっている女子も多く、「何かあったらVolcomスタッフがお嫁さんにもらわないといけないのか?」と感じてしまった。 世界大会の予選ということもあり、ジャッジングは相当シビアなものだった。 スタイルとスキル(乗れてる度)はもちろん、技数と乗れ方をチェックした。同じアイテムで同じ技を続けても評価は高くならないし、スピードの強弱やスピンin & outの質、レールでの面の捉え方を研究し、来年の大会にバッチリ見せつけてほしいと願う!! その中ではやはり鬼塚雅が光っていた。 予選1本目のイージーなダウンボックスでいきなり腹を打ち込み、痛み止めを飲みこんでいたため調子が良くなかったようだが、ファイナルではしっかりとキンクでコンボを出してきた。アメリカ本戦でリベンジをするという高いモチベーションもあって、貫禄の優勝だった。
板さばきの軽さとランディングのねばりがバツグンで、 さらに技数をマスターしたら相当キケンなライダーになる廣橋央人
OPENクラスの予選ラウンドにはPBRJの常連、新しい刺客、地元プロライダーといった面々が登場し、早朝からハードなアタックをしかけていた。 コンテスト中に乱入し、格の違いを見せつけていたのはElectricライダーの上村好太郎。 今回はElectric Gooyest Move of the Day(ベストトリック賞)のジャッジのために参加していたのだが、存在感あるスタイルと軽快な足さばきでキンクレールを仕留めて、参加者をあおっていた。 その一方では、細パンvs極太パンというファッションスタイルの対決が繰り広げられ、「楽しく」という主宰者側の希望とは裏腹に、日本大相撲協会にも見習ってほしい「ガチンコ」全開でヒートが進んでいたのであった。 ファイナル前にSTONE MANが乱入し、さらりとStone型ボックスに絞り入りのスライドを見せていた。 その着ぐるみはキッズ達に奪われ、完全に遊び道具になってしまったのだった。 OPENクラスのファイナルは、ハイクアップで奪われた体力とみぞれ交じりの寒さとの戦いでもあった。 メイク率がこれまでのヒートとは違って明らかに低い。 残り5分までは順位が決められないほどの接戦。 そこで高尾翔馬がキンクレールで45outをスタイリーにやっつけた。 その後に廣橋央人が絶妙なリズムでフロントサイドテールスライドto テール踏みっぱなしからスイッチノーズプレスtoキャブoutをメイク!! 呪文のような長い名前のトリックで、この日もっとも観客を沸かせ、Electric Gooyest Move of the Day(ベストトリック賞)をもぎとり、このクラスのチャンピオンをGETしたのであった。 安定したスキルを持つ2010年岩手高原のチャンピオンの谷口航は3位フィニッシュであった。 「優勝を狙います!」と宣言した鬼塚雅、「このままでは勝てないので、もっとスキルを上げてアメリカ人をいわします!!」と気合を入れていた廣橋央人、優勝の実感がなかったのか口数少ないながらも2年連続のチャンピオンシップスに期待をよせる飛田流輝。 この3人が日本代表として4月16日にカリフォルニア州マンモスで開催されるPBRJチャンピオンシップスに出場する。 Volcom USAサイトでもオンライン中継されるので、ぜひ世界レベルのジブをチェックして、スノーボードの新しい発見をしてもらいたい。 そしてぜひ日本代表を応援してほしい!! また2012年シーズンもバッチリ開催していくので、参加お待ちしてます。
UNDER 15 優勝:飛田流輝 2位:大友寛介 3位:戸田真人 4位:野崎麗太
GIRLS 優勝:鬼塚雅 2位:佐藤めぐみ 3位:淺谷純菜 4位:中村由紀
OPEN 優勝:廣橋央人 2位:高尾翔馬 3位:谷口航 4位:阿部祐麻
Electric’s Gooeyst Move of the Day:廣橋央人
Photos by Akira Onozuka Report by iceman Special Thanks 湯沢高原スキー場、Faninariクルー、Electric Visual(チャーリートレーディング)